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イオン九州店舗で販売食品リサイクルループ食品残さを回収環境整備産業が堆肥化カルビーがじゃがいもから商品化イオンアグリ創造が堆肥を使って農作物を栽培資源循環型社会へ無駄なく有効活用さて、このポテトチップスの原料の大分県産有機栽培じゃがいもは、食品廃棄物から作った堆肥で栽培しています。イオン九州、イオンアグリ創造、カルビー、そして大分市の「株式会社環境整備産業」が加わった「食品リサイクルループ」の一環であり、それこそが資源循環型社会を目指す連携なのです。大分県内の「イオン」「イオン完結型食品リサイクルループ」は農林水産大臣・環境大臣・経済産業大臣から「食品循環資源の再生利用事業計画」の認定を取得。大分県初、九州で4番目の認定です。「マックスバリュ」14店舗では、売り場で出る野菜くずや期限切れ食品などを丁寧に分別。これを環境整備産業が「食品残さ」として毎日回収します。同社では処理場で「食品廃棄物」に発酵菌を加えて発酵、熟成させて堆肥を生成します。この堆肥をイオンアグリ創造へ。農場ではその堆肥で畑の保水性を高め、柔らかな土壌に改良します。その畑で有機栽培のじゃがいもを育て、収穫したじゃがいもをカルビーがポテトチップスに加工しました。実は生ごみを堆肥化させ、有機栽培に使用するのはとても難しいことなのです。店舗からリサイクル業者、リサイクル業者から生産者、生産者から再び店舗へ。廃棄するのではなく再活用する。安全安心な有機農法に生かす。そして食卓へ。「大分県産の有機じゃがいもを使用したポテトチップス」の背景に価値があります。12