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9沖縄県読谷村に本社がある沖縄ハム総合食品株式会社(通称オ5周年を迎えました。養豚農家を出発キハム・以下同)は昨年創業4点にハム・ソーセージ製造を始め、現在は調理総菜・レトルト食品・乾燥食品・飲料など幅広く手がけています。今回は多彩な商品の中から4アイテムをご紹介します。この島のおいしいを、100年先も。本場ドイツの技法で沖縄の味を引き出すオキハムがハム・ソーセージの製造拡大を進めたのは、創業地の名護市から現在の読谷村に工場建設計画が始まったころ。ドイツのハム・ソーセージ特殊技能者メルツァー氏に師事し、製造技術を学びました。沖縄の豚と言えばアグー豚が有名ですが、商品によっては県産豚を使用しつつも、「加工品によっては脂身の少ない輸入品を使い分けているんですよ」と平良さん。味に関してはやはり沖縄県民の好みに合わせて味つけを調整しています。実は大手メーカー商品の味は、日本人の嗜好に合わせてやや甘めの傾向があると言います。しかし、沖縄の場合はアメリカ文化やアメリカの食文化が入ってきた背景があり、肉の旨味を好むアメリカ人の嗜好に近いのだとか。平良さんは「県民は、しっかりとした味を好む傾向にあります。弊社は県民の嗜好に合わせた商品づくりをベースとしているため、この辺りは意識して作っています」と自信を見せました。今回お話をうかがったマーケティング部の平良聡さん(左)と喜屋武盛世さん(写真右)。