イオンアップ九州・沖縄 3・4月号Vol.9

イオンメイト in 九州・沖縄 2020年3・4月号 vol.9


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可愛くて新鮮で実力アイドル野菜ですお皿の上にちょこんと並んだミニトマト。真っ赤な物もあれば、黄色や緑、オレンジに紫、中にはピンクも!いつの間にか私たちの食卓に彩を添えるようになったミニトマトですが、諫早市の愛菜ファームは質・量と共に高い評価を受けています。その秘密とは…。ミネラル分が豊富な干拓農地だからこそ農業生産法人愛菜ファーム株式会社は2007年に創業し、2009年からミニトマトを中心とした農業に取り組んでいます。その舞台は諫早湾干拓地。672ヘクタールある同干拓地のうち、47・3ヘクタールが愛菜ファームの農場です。つまり東京ドーム10個分の農場!なのです。0ヘクタールある露地栽培農3場ではジャガイモ、ニンジン、玉ねぎなどを栽培していますが、トマトやミニトマトは大規模な最新型ハウスで栽培しています。これが総計8ヘクタール。「創業当初は里芋などを試行錯誤で育てていたんですよ」と選荷場課長の苑田真紀さん。海だった土地は粘土質の土壌であったため、水はけなどの問題を解決する必要もありました。しかし一方では塩分はもちろん、ミネラルも豊富。作物にあまり手をかけなくても美味しく育てられます。それに適しているのがトマトやミニトマトでした。ストレスを与えるのも愛情のうちだから「甘やかして栽培すると、美味しい野菜、ミニトマトにはなりません」。そう語るのは生産部の宮崎直人さんです。栄養を与えすぎると逆効果9000本、従来ハウスに植えられています。ハウスの広さは4500〜5000平米。スタッフが力を合わせて世話や収穫をしています。2018年に新設のハウスは高さ3.5m(従来ハウスは2.5m)で夏場の気温上昇を軽減。3


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