イオンアップ九州・沖縄 3・4月号Vol.9

イオンメイト in 九州・沖縄 2020年3・4月号 vol.9


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牛と人に優しい環境美味しい肉の秘密さて、直営牧場の一つ、高牧フィードロットには常時400頭前後の肉牛が飼育されています。同社のもう一つのブランド「さつま王豚」の豚舎も併設しており、スタッフは10名。牛4名、豚6名で担当し、平均年齢0代半ばと畜産業界でも特には3若い世代です。0か月ほどの仔ここでは生後1牛を約1年半かけて育てて出荷します。与える飼料は青草、ワラなどの粗飼料とトウモロコシや大麦などを配合した濃厚飼料です。「生後一年半未満の牛には良質な粗飼料を与え、丈夫な胃を作って腹を大きくするんです」とスタッフ。牛舎の広さは牛1頭につき6平方メートルあり、ストレスのない広さを保っています。さらに2017年から導入している牛の個体管理システム「U‐motion」も自慢です。各牛の健康管理、行動チェック等が可能で、牛の異常の早期発見につながっています。牛の死を招きかねない転倒による起立困難は夜間に発生しやすく、そんな「へい死」件数が確実に減っているそうです。スタッフ間の情報共有もデータ化により、スムーズで確実になりました。人材不足の解消になり、働きやすい環境づくりにも貢献しているそうです。世話する人のストレスが減れば、さらに牛のストレスも減り、お肉は美味しくなるはず。「柔らかくきめ細かな肉、低温で溶ける脂のまろやかな口当たり、それらを堪能するにはしゃぶしゃぶが一番」。飼育者ならではのアドバイス、ぜひお試しください。※さつま姫牛はイオン九州・マックスバリュ各店でお求めいただけます。(一部店舗では取り扱いのない場合もございます。)しゃぶしゃぶでどうぞ!未経産の雌牛であり、全農場飼育法が統一されています。843


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