イオンアップ九州・沖縄 3・4月号Vol.9

イオンメイト in 九州・沖縄 2020年3・4月号 vol.9


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宮崎県と並んで「畜産王国」を自負する鹿児島県。今年創業50周年を迎える(株)鹿児島サンライズファーム(鹿屋市)は、オリジナルブランド牛「さつま姫牛」で注目を浴びています。その背景には飼育から出荷まで一貫体制のもと、預託農家や直営牧場による日々の努力がありました。※イメージです美味しい牛肉を食卓へ半世紀続く情熱0年前、牛肉が贅沢品だった5ダイエーは牛肉を低価格で提供するため、肉用牛の牧場を鹿児島に創設。それが現在の鹿児島サンライズファームの前身です。味の良いオリジナルブランド牛の開発と飼育が目的でした。去勢雄より未経産の雌は肉が柔らかく甘く、きめ細かで非常に美味しい。さらに雌の肉脂は低い温度で溶け、口当たりがまろやかなのです。しかし、雌はデリケートで飼育が難しく、身体が小さいため肉の量がどうしても少ないというデメリットも。9軒の預託農家とその課題に1直営3牧場が心を一つにして取り組んできました。飼育プログラムを統一させて技術を向上させ、専属獣医の指導合同巡回、ミーティングを重ねてきました。現在は出荷頭数2800頭に。さらに仔牛価格の高騰に伴い、2016年から繁殖事業にも乗り出しました。また、国際的認証規格SQF(食品安全システム)を取得。牛のケガ防止や健康管理、飼料や飲料水の菌検査、牛舎の温度管理などを徹底しています。このSQF認証は、さつま姫牛を飼育する全ての直営農場と預託農場での取得を達成しています。美味しい牛肉への変わらぬ情熱が半世紀にわたって受け継がれています。1/高牧フィードロットのスタッフは若い世代が中心。姫牛もご満足?2/最初の半年ほどはワラなどの粗飼料を与え、丈夫な肉牛に育てます。3/首輪が実はIT活用の「U-motion」。全ての牛の状況が把握できます。4/しゃぶしゃぶのイメージ。さつま姫牛の美味しさはしゃぶしゃぶで!721


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