イオンメイト九州・沖縄 2021年1・2月号Vol.14

イオンメイト in 九州・沖縄 2021年1・2月号 vol.14


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発酵飼料で育てとろける肉質に13豚肉を食べる文化が強いと言われている沖縄でも、ブランド牛はいくつかあります。沖縄県本部町で育てられている「もとぶ牛」もそのひとつ。肉質が非常に良く、牛肉本来の甘みを感じられる点が特徴です。その秘密は「もとぶ牧場」による独自の飼育法にあります。農業生産法人株式会社もとぶ牧場取締役営業企画部室長坂口大河さま(写真左)副場長古堅宗和さま(写真右)ストレスフリーの清潔な牛舎で飼育「もとぶ牧場」は沖縄県本部町に拠点を持つ畜産農家。平成元年に創業し、黒毛和牛のブランドのひとつである「もとぶ牛」約2、000頭を肥育しています。生後約9か月の子牛を購入して育てていますが、肥育だけでなく繁殖も行い、繁殖牛は300頭ほどいます。1つの牛房に5頭ずつ入れ、出荷まで基本的に同じ牛房で育てます。牛は群れで生活する生き物で、2週間ほどすると5頭の中で群れの順位がつくためです。また、牛はストレスを与えないほうがいい牛になるので、なるべくストレスを減らす環境に。例えば、床や餌がある飼槽は常に清潔に保たれています。実際、牛舎内はほとんど匂いがありません。また、牛の健康管理に細心の注意を払い、清掃の際も餌の


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