イオンメイト九州・沖縄 2021年9・10月号 vol.18

イオンメイト in 九州・沖縄 2021年9・10月号 vol.18


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比較実験から始めた九州力作野菜さつまいも3年の「熊本どんぐり会」発足30月、合同会社へと組織は昨年1替えしました。味の素佐賀工場支社のアミノ酸生成過程で出る発酵菌を使用した堆肥を、さつまいも栽培に使うようになったのは7年前になります。「最初は実証実験で味を比較したっとです。そしたら育ちもいいし、糖度がぐんと増して、これは良かねと力作になったですもん」と代表取締役の池田直美さん。従来だと糖度7〜8度が同会の九州力作野菜さつまい0度近いと胸を張ります。もは1元々、同会は発足当初から極力農薬を使わない栽培に取り組んでいました。土中に発生するさつまいもの病害虫「線虫」には、自然に優しく農薬量も半分で済む「緑肥」を使い、葉や茎を食い荒らす「ヨトウムシ」にも環境負荷の低い、人にもやさ【材料(2人分)】●さつまいも・・・・・・・・・・200g●オレンジジュース・・・150ml●砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1●マーマレード・・・・・・・・大さじ112さつまいもは1cm幅の輪切りにして、水にさらす。耐熱ボウルに(1)の水気をきったさつまいも、Aを入れ、ラップをかけて電子レンジ(600W)で8〜10分加熱し、そのまま冷ます。※写真はイメージです7しい農薬のみを使用しています。さつまいもの生長段階でヨトウムシ被害に遭うと、葉の光合成が止められ、さつまいもの甘さが無くなってしまうのです。「甘さの素のでんぷん質が蓄えられなくなるっとです。葉は味の命なんですよ」。さらに除草剤も使わず、さつまいもの生長期である真夏は日傘をさして、株幹周りの草取りをしているのです。「大事な栄養素を雑草に取られてしまうから。汗だくですよ」と池田さんは笑います。九州力作野菜の力で早取りでも甘さ十分、人気も上昇!さて、さつまいもは通常、苗植えから収穫までに要する日数は約150日。しかし、池田さんたちの九州力作野菜さつまいもは約120日で収穫します。これを「早取り」と言いますが、120日ものは150日ものの半分の大きさしかありま調理時間15分苗は真ん中の3節ほどを畑土に植え、苗の両端を外に出すことで両端から芽が伸びていきます。種芽から芽が最低5節は伸びたものを苗にします。阿蘇外輪山を望む旭志〜大津地区に畑があります。


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