イオンメイト九州・沖縄 2021年11・12月号 vol.19

イオンメイト in 九州・沖縄 2021年11・12月号 vol.19


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JAやつしろの出荷場。ここから箱詰めされ国内外へと出荷されて行きます。毎年1月初旬に香港へ向けて、JAやつしろ選果市場から晩白柚が出荷。選果場で大きさや色づき、傷の有無などで厳しく選別。1日4000玉を選別します。販売も定着。現地での評価や人気も高まってきているそうです。見た目・香り・味そして入浴の楽しみさて、質の高い晩白柚を栽培するには、生産者さんたちの並々ならぬ努力、晩白柚への愛情も必要です。受粉や年2回の袋掛け作業は全て手作業で行います。特に露地ものは、真夏の炎天下の中で行われる袋掛け作業が重労働です。「生産量も1軒1万玉が限界。みかんやデコポンに比べると、分の1の栽培面積でないと手10晩白柚の切り方1頭頂部を水平に切ります。2放射線状に8等分の切り込みを入れます。3切り込みに沿って皮を押し広げていきます。に負えません」と福田さん。手がかかるため、他の産地では栽培されないという面も。バレーボールの球ほどの大き11りを楽しみ」、「味を楽しみ」、そして皮は「お風呂に入れて楽しみ」と、4つ楽しめます。月終わりから出荷が始まり、3月いっぱいまで味わえます。ぜひ、お近くのイオン各店でお求めください。(一部店舗ではお買い求めできない場合もございます)い実は収穫作業も重労働。かごに抱えるだけでも力がいります。そして地球温暖化による影響も。色づきが悪くなる、害虫が増えるという影響です。さらに大きな果実だけに風に弱く、台風は毎年の心配事だとか。「9月の日照量が少なくても果肉の生長や食味の妨げになるんですよ」。皆吉さんが打ち明けます。しかし、海外への販売で収益が上がり、北海道など国内でも販路が拡大。後継者確保への道筋も見えてきています。晩白柚は「見て楽しみ」、「香赤いシールの晩白柚は最優良品の証。ずっしり、程よい酸味と甘味の果肉たっぷり。4熊本県・八代市晩白柚収穫された晩白柚は、最低1,2週間は日の下に置かれます。写真は熟成中。


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