イオンメイト九州・沖縄 2021年11・12月号 vol.19

イオンメイト in 九州・沖縄 2021年11・12月号 vol.19


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九州は柑橘類が豊富な「柑橘王国」ですが、熊本県八代市は世界最大級の柑橘・晩白柚を栽培しています。その生産量は国内の9割を占めるほど!イオン香港店では旧正月の贈答品としても人気です。そんな晩白柚の畑で生産者の福田清和さんらにお話をうかがいました。温暖な八代地方から吉祥果実をお届け!きっしょう人気は年々上昇!見た目も中身も優秀晩白柚はマレーが原産地。台湾から大正9年に伝来し、昭和7年から栽培が始まったとされています。「八代地方は0年代からだと思います昭和3よ」と福田さん。八代地方の温暖な気候風土と合い、昭和年代に急速に栽培が普及し40ました。そして平成25年10月29日、イオン九州などが八代市や氷川町の行政・農政関連団体と「熊本県やつしろ晩白柚ブランド推進協議会」を設立。「フードアルチザン」活動の一環として、晩白柚の香港出荷が始まりました。中華圏では丸くて大きく、生産者の福田清和さん。JAやつしろで八代果樹部会の部会長を務めます。底の部分がまだ薄っすら緑色。収穫ももう間もなくの状態です。9月終わりごろの晩白柚。これから徐々に黄色く色づいていきます。1本から40前後の実が成りますが、摘果して半数に。7月の農薬散布後に袋掛け。3れる文化があり、1月に店頭に並ぶ八代晩白柚は旧正月にぴったりの品。しかし、香港で販売するための工夫も必要でした。八代市農林水産部の木部香里さんは「現地販売員には皮のむき方を指導し、くまモンのシールやノベルティも付けています」。JAやつしろ営農部の皆吉隆文さんも「果皮の底まで黄色いものを、酸っぱいのはダメと言われましたね」と言います。「富裕層向けには限定木箱の商品も作りましたよ」と福田さん。陳列に八代産イ草の小さな置き畳も付けたとか。色の黄色いものが縁起品とさこうしてイオン香港店での


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