イオンメイト in 九州・沖縄 2022年5・6月号 vol.22

イオンメイト in 九州・沖縄 2022年5・6月号 vol.22


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ら6月までで、『もずくの日』にあたる4月の第3日曜前後が最盛期を迎えます。台風前の6月には収穫を終えているそうです。冷凍もずくは1年中販売されていますが、これからの季節なら「冷やしそうめんと混ぜると最高ですよ」と上原さん。古堅さんは「冬は鍋に入れるのもおすすめで、シラタキの代わりにすき焼きに入れたら美味しいですよ」と言います。恵まれた土壌ときれいな海で育つ勝連のもずくはいろいろな料理に合います。沖縄のイオン・マックスバリュで好評販売中です。※一部取り扱いのない店舗がございます。もずく栽培に適した勝連の環境勝連のもずくは特に太くてコシがありますが、美味しく育つ秘密はどこにあるのでしょう。同漁協組合長の上原勇行さんは勝連の環境にあると言います。「勝連半島は突き出ている地形で山がないため、雨が降っても川から赤土などが流れてくる心配がありません。太平洋から黒潮が流れ込んでくるのもいい環境です」。また、勝連は浅瀬を指す「イノー」がとても広いのが特徴で、10mよりも浅く太陽光がたっぷり降り注ぐ海域が広くなっています。これにより網をたくさん張れて、美味しいもずくをたくさん作れるそうです。さらに海を大切にするウミンチュは海に出たらゴミを捨てず、缶なども必ず持って帰ります。きれいな海で採れるからこそ、「どこにも負けない味」と誇れるのです。0月ごろから順さて種付けは1次始めて、約100〜120日で食べ頃に。収穫は2月の末か収穫の時期になると、潜水してポンプで吸い上げます。勝連地域全体で毎年およそ6,000〜7,000トンを収穫。沖縄県全体でおよそ20,000トンに。勝連は浅瀬の“イノー”が広がる、もずく養殖に適した地域。上空からは養殖網がよく見えます。勝連漁業協同組合では、水揚げしもずくを集めて出荷します。琉球株式会社沖縄県島尻郡南風原町字兼城514番地の1TEL:098-889-5464【沖縄県内】イオン5店舗、イオンスタイル2店舗、マックスバリュ32店舗、ザ・ビッグ9店舗、イオンドラッグ9店舗10県外向けには、塩蔵処理を行い、ポンプで一緒に吸い上げてしまった雑草や小さい貝を丁寧に取り除いていきます。旬の「生もずく」は塩を用いて保存する「塩蔵」を行わず、汲み上げた海水でよく洗って無菌の状態に近づけます。非冷凍出荷のため、味わえるのは旬の時期だけ。


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