イオンメイト in 九州・沖縄 2022年7・8月号 vol.23

イオンメイト in 九州・沖縄 2022年7・8月号 vol.23


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●有明海産くらげ7海中をゆらゆらと泳ぐくらげ。まるでゼリーのようなのに、実際の食感はコリコリッとしています。また、くらげ自体には味がないため、味付けアレンジが自由自在な食材でもあります。コリコリ食感に味を加えた味つけくらげ、いかがですか?冷やし中華のトッピング、サラダ、酢の物に合わせたり、ポン酢とごま油、醤油と山葵でシンプルに味わうのもおすすめです。コリコリのクラゲは有明海の郷土の味くらげは世界に3000種以上あり、幼生期にイソギンチャクなどに固着するものも含めれば13000種以上あると言われています。しかし、実際に食べられるのはごくわずか。日本では6種しかありません。そしてくらげを昔から食してきたのは、九州北部の有明沿岸や瀬戸内海の一部などです。さて、有明海のくらげ漁は5分ずつ4回水をかけ流してカットくらげの塩抜き。ハサミで切って幅や長さの調整もします。7月のみ。8月から始まるノリ養殖の前に、養殖棚の害虫駆除と共に行われます。かつて有明海はヒゼン(肥前)クラゲが多く獲れましたが、近年はビゼン(備前)クラゲが急増し、中国が高級食材として足の部分を買い付けています。傘の部分は買い取られませんでした。そこで地元海産会社の「丸恵」は、この傘の部分を塩づけ保存して販売を始めました。当初は九州内で販売。2016年にはイオン九州が水入りの「有明海産くらげ」を売り出しました。するとくらげ料理になじみが薄い地方でも珍しいと評判になりました。中華・黒酢・バジルお好みの味と素材で次なる有明海産くらげの商品展開は味つけ商品に。元々、味がないくらげは自由に味を加えることが可能です。では、どんな味を加えるのか。熊本県八代市の食品会社「エーブル」がそ


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