イオンメイト in 九州・沖縄 2022年11・12月号 vol.25

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手作業で約1手間暇かけた辛子明太子0日間!塩子漬け込みが終わった卵を液に漬けたまま1日ほど熟成させる。この段階で「たらこ」に。液切り後に辛子調味液に漬けこみ(写真)、さらに1日熟成。①の選別で加水量を判断し、うま味調味料を加えた塩水につける塩子漬け込み。回転機の回転数も原料の質で変え、半日から1日かけてゆっくり回転させる。半日かけて卵を解凍し、洗浄後に異物除去をしながら、色や大きさなど用途別に選別分類。柔らかすぎると塩入れした際に柔らかくなりすぎるので触感も大事。21小さな一軒家での創業辛子明太子づくり一筋に平成元年(1989)に小郡市で創業した当時、わずか100坪の牛小屋を改造した一軒家が工場だったとか。「製造道具も最低限で始めたんですよ」と取締役営業部長の別島央さん。「旨い辛子明太子をつくる」ひさしあまみずかいしゅうという天水海周社長の信念3が会社を成長させていきました。6年後の平成7年(1995)に現在の筑前町に本社工場を移転させました。原料輸送に有利な沿岸部に工場を求めなかった理由を、取締役製造部長の白木周平さんは「筑後川の良質な伏流水が決め手。明太子も水が命ですから」と言います。知名度は劣っても味では負けない。地元で愛される味、会社を目指した結果、大刀洗町との町境にある本社工場。敷地には直営店舗があり、辛子明太子や関連商品が買える。7左から取締役営業部長の別島央さん、代表取締役社長の天水海周さん、取締役製造部長の白木周平さん。イオン九州との縁が生まれて今日へ。そこには「丹念仕立ての素朴な味わい」へのこだわりがあります。原材料への厳しい目企業秘密の辛子調味液辛子明太子の原料と言えばスケトウダラの卵。その大半はロシア産と米国産ですが、昨今の国際情勢による影響が気になります。別島さんは「ロシア産の原料


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