イオンメイト in 九州・沖縄 2023年3・4月号 vol.27

イオンメイト in 九州・沖縄 2023年3・4月号 vol.27


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灼熱の坩堝から生まれる無限の色の広がりかまるつぼ一般的に色ガラスはガラス原料と着色用の鉱物を混ぜ、それを1300℃の窯の坩堝で溶かします。琉球ガラスも同じです。0色あまりですが、実主な色は1はガラスの上に別のガラス片を重ねることで新しい色が出るため、かけ合わせで無限に広がるのだとか。鉱物の化学変化による発色ですが、工房では独自の配合を研究し、濃淡や色合いで琉球ガラスの個性を出しています。川上さんは「今は黒っぽいガラスや乳白っぽいガラスもあり、透明感の少ない、不透明なガラスも最近の流行ですね」と言います。ガラスの色も時代に合わせた変化があるようです。最近は日常生活雑貨だけでなく、インテリア製品としても注目され、ホテルのエントランスのオブジェなどにも採用されています。美術品としての価値が認められつつあると、川上さんは笑みを浮かべます。繊細な琉球ガラスをオンラインショップで気軽な日常品でもあり、美術品にもなる琉球ガラス。自分自身への記念に、あるいは大切な人への贈り物になります。しかし、ガラスという繊細なものだけに、扱い方にも注意が必要です。川上さんによると「ソーダガラスなので耐熱ではありません。急激な温度変化は避けて、洗う時は手洗いで」。金属などの硬いものを入れる容器にすると、細かい傷が蓄積して割れの原因になることも。さらにガラス全般に通じますが、放置していると湿気と反応して表面が曇ってきてしまいます。定期的に水洗いするようにしましょう。琉球ガラス村ではガラス作りの様子を見学できるだけでなく、琉球ガラス作り体験やギャラリーでの鑑賞ができます。沖縄旅行の際にはぜひ、足を運んでみてください。また、イオン琉球のオンラインショップでも取り扱っています。こちらもぜひご覧ください。イオン琉球オンラインショップでも取り扱っております琉球株式会社沖縄県島尻郡南風原町字兼城514番地の1TEL:098-889-5464【沖縄県内】イオン5店舗、イオンスタイル2店舗、マックスバリュ32店舗、ザ・ビッグ9店舗、イオンドラッグ9店舗12店内では普段使いのものから贈答用など、幅広い品揃えでお楽しみいただけます。琉球ガラス村所在地:〒901-0345沖縄県糸満市字福地169番地


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