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豊後水道は太平洋からの黒潮の暖流と、栄養豊富な瀬戸内海の寒流が激しくぶつかり合い、活きの良い魚が育つ海流です。兵殖のブリは「美味しい魚を創り育てる」の理念の下、豊後水道海域で大切に育てられています。室内温度16度に設定された工場内で水揚げしたブリを素早く頭と尾ヒレをカット。1/海に面した津久見市一画にある千怒崎港から、15〜20分の沖合の漁場へ毎朝出航。2/一般漁場の48倍の容量を誇る広大ないけすは津久見漁場では総数40基。この中でブリが元気に育っています。※HACCPとは食品製造における国際的な安全衛生管理規格で厳格な「7原則12手順」の遵守が求められる。※MEL認証は水産資源・生態系などの環境に優しい漁業や養殖業を認証とする仕組み。312広々としたいけすで身質の良いブリに前身である兵庫養殖漁業生産117年(1962年)組合は昭和3に兵庫県で創業すると同時に、宮崎県延岡市に漁場を開設。平成年(1999年)には、全生産ライン対象のHACCP(ハサップ※)認証を国内の養殖場では初の取得を果たし、現在はマリン・エコラベル(MEL)養殖認証の下で操業。津久見市に水産加工製造業の「株式会社兵殖」を平成12年に設立したのです。現在、ブリとクロマグロの養殖を九州・四国(高知県)にあ包丁で腹に切り込みを入れ、専用の機械で、内臓をかき出して三枚おろしの工程へ。