イオンメイト in 九州・沖縄 2023年11・12月号 vol.31

イオンメイト in 九州・沖縄 2023年11・12月号 vol.31


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433/海の男が出荷用のいけすに浮かべた伝馬船に乗り、網をたぐり寄せ、ブリをいけすの一方に追い込みます。4/出荷船の上から出荷用のいけすの中へ大きなたも網を入れ、ブリをすくい上げます。5/たも網ですくい上げ、船の上に設置した〆機へブリを投入。〆られたブリは船槽で血抜きと冷却。5る7ヶ所の漁場で行っています。「ブリは海水温が比較的高い高知県の宿毛漁場で稚魚を1年近く育て、それから九州各地の漁場に移送します」と同社営業チーム課長代理の廣瀬悠さん。津久見市には漁場が2ヶ所あり、仙水漁場は同社最大規模です。0m×横40m0mで、一般的ないけす×深さ28倍の容積を誇る広々としの約4たいけす。しかも密度は3分の1以下。ここで薄飼いされのびのびと元気に泳ぎ、身が締まって脂の乗った美味しいブリに成長するのです。そして自慢は縦6出世魚ブリは縁起物加工場もフル回転成魚ブリの水揚げ量は1日1000から1500尾、旬の冬場はその3倍になり、「年末はさらに増えて2万尾弱です」と廣瀬さん。ブリは出世魚として縁起が良く、正月の席に欠かせないためです。秋口に4㎏前後のブリが、冬は5㎏から6㎏に成長。出荷船も通常は1艘のところを年末には3艘で繰り出すそうです。水揚げは早朝5時過ぎに開始。伝馬船を浮かべた10m四方の小枠いけすから、たも網ですくい上げて、出荷船上の〆機で素速く〆て、シャーベット氷を張った船槽へ。そして加工場へ移され、手早く加工・梱包されていきます。出荷先は九州だけでなく、主に大阪など関西方面、そして関東や北海道、沖縄まで。関東以北へは毎日空輸し、鮮度を保っているそうです。そして、実は全てが加工に回されるのではありません。「活魚として、生きたままも、出荷しますよ」と廣瀬さんは言います。身質が良く、美味しく、旬真っただ中の兵殖の養殖ブリを、イオン各店の店頭でお求めください。(一部店舗では取り扱いのない場合がございます)真空パックし、金属探知機での異物検査、計量、箱詰めの工程を経て出荷。内臓をすっかり取り除いた状態。頭、尾、内臓は残渣業者が引き取り魚粉などに再利用。今回案内をしてくださった株式会社兵殖の営業チーム課長代理の廣瀬悠さん。


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