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生産者が分かる安心な野菜福岡県や佐賀県の一部のイオン店舗で見かける「旬菜俱楽部」の表示。実は朝倉郡の農園を中心に新鮮な野菜を集め、イオンに納品する企業なのです。代表の森下さんが起業したのは2008年。「生産者の生産ロスやコストを削減し、1円でも多く還元できる仕組みを作りたい」と創業の想いを語ります。前日に農家から集荷した野菜を翌日店頭に並べ、「誰がどう作ったのか」が分かる野菜に価値を置いています。今では取引のある生産者は朝倉地方を中心に約150名、取り扱い野菜は400品種になります。から5生産者の一人、朝倉郡筑前町の興膳さんはブロッコリーを柱に、グリーンリーフ、サニーレタス、キャベツ、ほうれん草などを栽培。8年前に会社勤めから帰農し、「実家を大きくしよ稲吉さんの水菜のハウス興膳さんのグリーンリーフの畑211/取材した9月初旬のブロッコリー畑。ブロッコリーの種には春まきと夏まきがあります。2/興膳農園ではブロッコリー7品種を栽培。中でも「エスケー」は毎年栽培しています。7う」と、本来は難しい多品目栽培に意欲を見せています。さいりんブロッコリーは今年初めて「トップスター」という品種を1月まで出荷していま栽培し、1す。「ウインタードーム」「彩鱗」2月から出荷に。「ブロッコは1リーは品種選定が難しく、その年の気候で変えます」。相場変動や出荷調整とも向き合い、森下さんと手を結んでいます。