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3九州力作野菜のきざみねぎをイオンで販売するようになったのです。「アミノ酸のグルタミンは土中の微生物の餌になり、微生物が元気だと土も元気に、野菜も元気になり、お客さまに喜ばれます」と手島さんはP菌体の魅力を力説します。同社で九州力作野菜の小葱できざみねぎを製造して7年。お客さまの間で定着した今、中国産冷凍刻みネギに代わるものをと、冷凍商品化に踏み切ったのでした。使い勝手の良さと日持ちの良さを実現きざみねぎの製造工程は前回でもご紹介しましたが、ちょっとおさらい。小葱の収穫は夏場は早朝3時、冬場も5時半から行われ、やおきの工場へ運ばれます。ねぎは検品後、入荷地ごとに振り分けられて室温10度以下の保管室へ。その後、水洗浄、殺菌、カット、再殺菌、再洗浄、脱水、包装、金属探知、ラベリングの工程を経て出荷します。有限会社やおきの手島直哉社長。契約農家は朝倉市に11軒、大分4軒の他、自社の農園を拡大中「切り口の良いきざみねぎは日持ちと歯触りが良い」と手島社長。さて、冷凍品となるきざみねぎは佐賀県三養基郡の工場へ。5度チルドで運ばれ、マイナス2以下の超低温庫で一晩以上保存して、完全に凍らせます。凍っ冷凍の九州力作野菜きざみねぎは必要な量だけ使えるチャック式たねぎは、ばらしおよび検品作業を行い、一度バルク品として箱詰めをして保管されます。このバルク品から、注文数量に応じて工場スタッフが手作業で計量、袋詰めを行っていきます。機械で封を閉じて金属探知機に通して出荷前の保管へ。冷凍きざみねぎは九州力作野菜の価値をそのままに保ち、美味しさも同じです。ぜひ、お求めください。(一部店舗では取り扱いのない場合がございます)※食品のバルクとは簡易包装で大量に詰めることです。健康な土から生まれ美味しい笑顔の素に古賀市できざみねぎを製造販売する有限会社やおきは、社長の手島直哉さん自身がネギ農家。カットねぎを製造するうえでも、農家としての強いこだわりがあります。朝倉市の契約農家の「朝倉小葱」の栽培に味の素のアミノ発酵副生物の菌体(以下P菌体)肥料を取り入れたのも「健康な土で味の良いねぎになれば農家の販路も広まる」と考えたからでした。手島社長は自社畑でP菌体を使用した経験から、P菌体はアミノ酸の塊であり、安全な肥料だと認識。ネギの旨味成分がアップすることから、契約農家にP菌体を推奨して回り、