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育ちの良さが味に出ます!大隅半島の垂水市は錦江湾と桜島を望み、豊かな水に恵まれた地。食肉処理場・加工場と養豚場を営む大隅ミート産業株式会社は、温泉水で育てた柔らかな肉質の豚で評判です。桜島うまみ和豚が美味しい理由をご紹介しましょう。温泉水育ちの柔らかお肉に!大隅ミート産業はその前身の有限会社小森畜産が食肉加工場を開設したことに始まります。「市が公設のと畜場を廃止し、父が後を引き受けたんです」と小森浩一社長。約半世紀前のことでした。その10年後の1983年には自社農場を設立。それが現在の農事法人大隅養豚生産組合です。供給の安定化と品質の均一化が狙いでした。現在、全種3万4千頭を飼育しているそうです。そしてさらに他社との差別化、高付加価値化を目指して誕生したのが同社ブランドの「桜島美湯豚」。天然温泉水育ちがウリです。ミネラル分が豊富な弱アルカリ性ラドン泉と高隅山の天然水のブレンド水を与えているのです。「桜島を望めるロケーション、つまり眺望の『ビュー』もかけていますよ」とニッコリ。4321/肉の旨みが高い黒豚の雄を父豚に、成長が早く肉が柔らかい白豚の雌を母豚に。2/離乳前は乳製品由来の飼料、発育期は穀類や植物性油脂類、仕上げ期は全植物性蛋白飼料を与える。3/高隅山の天然湧き水と天然温泉水により、病気に強い健康な豚に成長する。4/黒豚の世話をする小森宏徳専務。全頭数34000頭のうち、黒豚は約200頭、子を産む母豚は約700頭。13