イオンメイト九州・沖縄 5・6月号Vol.10

イオンメイト in 九州・沖縄 2020年5・6月号 vol.10


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オーガニック認証マーク取得には3年以上化学肥料、化学農薬を使わず、毎年講習会を受講するなど厳しい条件があります。日頃、何気なく口にしている野菜。新鮮さが求められる野菜ですが、「有機栽培(オーガニック)」にも関心が高まっています。イオン九州・マックスバリュ九州でも有機野菜を取り扱っています。そこで熊本県山都町の有機農家の団体「株式会社肥後やまと」を訪ねてみました。肥後やまと会員農家は年間100種以上のオーガニック農作物を栽培しています。131/肥後やまとの生産者の「清和ミネラル会」のハウス。ベビーリーフを出荷しています。2/ベビーリーフとはルッコラや水菜、リーフレタスなどの野菜の赤ちゃんの総称。美味しい水で育てます。3/昼夜の寒暖差が大きい山都町。清涼な空気と清冽な水と共に農作物栽培に適した環境です。4/肥後やまとの生産者である田上貴士さんは青梗菜(チンゲンサイ)やブロッコリーなど9品目を栽培。5/代表の原田さん。2013年に「肥後やまと会」を結成し、2016年に法人化しました。※写真提供:山都町有機栽培の基本は健全な土をつくること5山都町は宮崎県と隣接する熊本県東部の町。「九州のへそ」に位置し、標高300〜900mの中山間地です。町は数十年前から全国でもいち早く有機栽培に取り組んできました。イオン九州・マックスバリュ九州の熊本県内の店舗で販売する有機野菜の一部は、「株式会社肥後やまと」が生産しています。代表取締役の原田幸二さんに、素朴な疑問として「有機栽培」とはどういう農法なのかを尋ねると、柔和な笑みを浮かべながら「有機栽培もオーガニックも同じ意味ですが、一言でいえば環境にやさしい農業です」。化学肥料や化学農薬は作物にも土にも使わず、遺伝子組み換え種子も使わない、安全・安心な農業なのです。「日本農林規格(JAS)はある一定の基準を守った有機野菜に「有機JAS」の表示を許


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