イオンメイト九州・沖縄 2021年3・4月号Vol.15

イオンメイト in 九州・沖縄 2021年3・4月号 vol.15


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おきゆめ甘くて美味しい石垣島の紅芋沖夢紫むらさきお芋と言えば、さつま芋というイメージが強いですが、沖縄では紅芋が親しまれています。濃い紫色の実が特徴の紅芋は、お土産用のお菓子などの加工品に使われることが多いのですが、実は焼き芋にしても美味しいそうです。今回はそんな沖縄県産紅芋の一つ、「沖夢紫」の魅力を「石垣市甘しょ生産組合」組合長の石垣克治さんに伺いました。あま〜いお芋はいかが?鮮やかな紫色と甘さと食感が自慢石垣島にある「石垣市甘しょ生産組合」は紅芋の石垣ブランド創設のために、生産者や行政、菓子メーカーなどが連携した組合です。その石垣ブランドの紅芋とは沖縄で作られている紅芋の品種の中でも、メジャーな「備瀬」などを交配して作られた「沖夢紫」。加工用としてはもちろん、青果用にも適し、2002年に沖縄県の奨励品種に選ばれています。加工用の紅芋は、鮮やかな紫色が出せることが重要視されます。その点、「沖夢紫」は青に近い鮮やかな紫色が特徴で、皮の11色までしっかりと紫色になっています。そのため見た目にも鮮やか。加工用の紅芋として優秀です。「それだけでなく、沖夢紫は糖度が高いので、そのまま焼き芋やふかし芋にしても甘くて美味しいんですよ」と石垣さんが胸を張ります。また、芋は大きく分けて「ほくほく系」と「ねっとり系」の2種類ありますが、焼き芋などにして美味しいのはねっとり系。「沖夢紫はねっとり系で、しっとりとした食感で甘くて美味しいんです。粘り気も強いので、食感も楽しめますよ」。「沖夢紫」の魅力を石垣さんは熱意を込めて語りました。サトウキビとの輪作で美味しく育つ石垣紅芋石垣さんによると、沖縄の芋は他の品種に比べて日持ちがあんまりしないそうです。しかし、早採りをすることによって1ヶ月から2ヶ月は持ち、糖度が増します。石垣さんは「早採りすると美味い、これが沖縄の芋の特徴です」と言います。天気のいい日に早採りし、掘


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