イオンメイト九州・沖縄 2021年5・6月号 vol.16

イオンメイト in 九州・沖縄 2021年5・6月号 vol.16


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海の野菜めかぶは天草の海からのヘルシーギフトトップバリュ※2021年5月末ごろ発売※パッケージは変わる場合がございますめかぶの養殖が行われているのは真鯛と同じく天草。イオン九州の「トップバリュたたきめかぶ」の製造元のカネリョウ海藻株式会社が養殖に関わっています。同社はめかぶを始め、もずくやあおさなど海藻類の製造販売を手がけて半世紀以上。九州産めかぶとして天草での養殖に成功し、2017年にはイオンのトップバリュ商品となりました。案内役の課長代理西俊一郎さんによると、天草のわかめの地種はわかめの葉が薄く、めかぶは硬いそうです。「そのため、三陸や鳴門・三重などの種と交配を行い、カネリョウ海藻オリジナルの種を培養しています」。その「種」とは実際は「胞子」です。私たちが食べている海藻は雌雄の胞子が生殖し、繁殖するそうです。まずは春に工場で胞子をタコ0月糸に植え付け培養します。1頃、胞子が育つと3週間ほど沖に仮出しし、肉眼で生長が確認できたら養殖ロープに糸を差し込み、本沖出しして育てます。沖出しするタイミングは海水温0度になる時。その後は様子が2を見ながら、生長したわかめを間引きしていきます。こうしてめかぶが採れるのは翌年3月。期間は5〜6週間で終わります。半年以上育てて、収穫は年に1回だけの短期間なのは意外な事実でした。3➡➡肉が薄いわかめの葉先は切り捨てますが、素人には見分けがつきません。船の採取槽から養殖縄が引き出され、専用リールで巻き上げていきます。4➡16小さな入江の港に専用の作業場があり、その真下に船が横付けされます。➡25➡商品となるわかめは専用のコンテナボックスへ。別の加工場へと運ばれます。わかめ(葉)を切り落とした根元部分(胞子のう)がめかぶ。まだ根が残っています。地元のヒント8➡専用カッターでめかぶと根をもぎ取るように切り離していきます。➡7元茎は廃棄しますが、佃煮にすると美味しいと作業場の方が教えてくれました!港にある作業場では、元茎からめかぶを専用の用具でこさぎ取り、加工工場へ。元茎の脇にあるひだのような部分、これがめかぶです!7


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