イオンメイト九州・沖縄 2021年11・12月号 vol.19

イオンメイト in 九州・沖縄 2021年11・12月号 vol.19


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材料(4人前)もち米粉…200g芋がら(ずいき)…10g里芋…150g人参…50gごぼう…50gいりこ…20g味噌…100g水…4カップねぎ…適宜作り方いりこで出汁をとる。芋がらを水でもどし、2〜3cmの長さに切る。里芋の皮を剥いて輪切りにし、さっとゆがいてぬめりをとる。ごぼうをささがきにして、水にさらす。人参はいちょう切りにする。出汁の鍋に、芋がら、里芋、ごぼうを入れて火にかけ、後から人参を加えて煮込む。もち米粉に水を少しずつ加えて、耳たぶくらいの硬さになるまでこねる。棒状にしてちぎり、丸く平なだんごにする。野菜が煮えたら、味噌を溶き入れ、だんごをいれる。だんごが浮き上がってきたら、できあがり。最後に、小口切りのねぎを散らす。❶❷❸❹❺❻❼大分県玖珠町の子育てだんご汁ここがポイント!小麦粉ではなく、もち米粉を使い、芋がらを入れるのがポイント。もち米粉のだんごは「母乳の出が良くなる」、芋がらは「血流が良くなる」と言われ、玖珠町では出産後の嫁に姑がふるまう風習があります。だんご汁は人参、ねぎ、ごぼう、大根、しいたけ、白菜など野菜や、こんにゃく、刻み揚げなどを入れることで、味や食感に奥行きが出ます。中でも里芋は、だんご汁にとってベストパートナーのような食材です。だんごの独特の口当たりと里芋のほっくりとした食感が相まって、さらに美味しく感じるからです。里芋はちょうど今が旬です。ぜひ、ご家庭で作るだんご汁に里芋を入れましょう。きっとご家族に喜ばれますよ!こちらもおすすめ!やせうま小麦粉で作る大分県の郷土おやつ「やせうま」。京から落ちのびた若君が、乳母の八瀬に「八瀬、うまうま」とおやつをねだり、八瀬が作ったというのが名の由来です。こちらもおすすめ!鹿児島さつま汁鶏肉を使った具だくさんの味噌汁。江戸時代、薩摩武士が士気高揚のために闘鶏を盛んに行い、負けた鶏をその場で絞めて、武士たちが野菜と一緒に煮込んで食べたとされています。また、祝いの席などでも出されていたそうです。今は学校給食などにも出ます。10


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