イオンメイト九州・沖縄 2022年1・2月号 vol.20

イオンメイト in 九州・沖縄 2022年1・2月号 vol.20


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のない筋肉質にするため固形飼料を与え、出荷間近になると、生餌に配合飼料などをブレンドしたものに切り替えているそう。しかもブレンドは生簀のある海上の給餌船で行い、つくりたてをカンパチに与えています。「人間が食べる料理も出来立てが美味しいのと同じです。美味しい餌が美味しいカンパチの身をつくります。与える餌料で味は変わりますし、カンパチは環境の少しの変化でも影響を受けるので餌料の研究改善に終わりはありません」と藤田さん。生餌は主にマルハニチロのサバ缶の残渣で頭と尾と内蔵部分。通常食品廃棄物となるものを有効活用することで、環境負荷の低減につながっています。ブリとは別モノ!熟成も旨いカンパチ見た目はブリやヒラマサと見分けにくいカンパチですが、どちらとも異なる別の魚です。体表に虫が付きやすく、飼育・肥育にはブリよりひと手間もふた手間も余計に手がかかるのだとか。毎朝水揚げされるカンパチは1尾約4kg。「コストがかかればどうしても価格に反映されてしまいます。そのため、餌にこだわり丁寧海上で飼料を調合する飼料船。水しぶきを上げて餌に群がるカンパチ。栄養たっぷりの生餌に混ぜる固形飼料。に育てて出荷サイズを大きくして出荷数量を増やすことで、もっと安価に提供できるよう努力を重ねています」と藤田さん。身に強い弾力があり、上品な旨味があるカンパチはお刺身で食べるのが一般的。ほかにどんな食べ方があるか藤田さんにおすすめを聞いてみました。「カンパチの身は熟成させることでアミノ酸が増自らいろんな調理法でカンパチを食している桜島養魚所長の藤田耕太郎さん。え、旨みがアップします。例えば柵で買って、少しずつ刺身にして1日目2日目3日目と味わいの変化を楽しむこともできるんです。これはブリではできないカンパチならではの食べ方です。もちろん、火を通しても美味しいので、煮たり焼いたりいろんな食べ方を試していただけると嬉しいです」トップバリュ鹿児島県産カンパチ(養殖)は、イオン九州の各店でお買い求めいただけます。(一部店舗ではお取り扱いのない場合があります)【鹿児島県黒神町】トップバリュ鹿児島県産カンパチ(養殖)トップバリュ鹿児島県産カンパチ(養殖)を柵で購入する場合は午前中がおすすめです。写真はイメージです。4


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