イオンメイト九州・沖縄 2022年3・4月号 vol.21

イオンメイト in 九州・沖縄 2022年3・4月号 vol.21


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瑞々しくシャキッと存在感あるきざみねぎ有限会社やおきの手島直哉社長。契約農家は朝倉市に11軒、大分4軒の他、糸島市や人吉など※写真はイメージです。・コラム土質を栄養豊かに環境にもやさしく味の素九州事業所はアミノ酸生成過程で出る発酵副生物の菌体を堆肥に活用。この菌体に家畜糞を加えて発酵させて出る熱で水分を飛ばせば重油削減に。農産物はアミノ酸含有量が増え、うま味成分がアップします。この地球環境と農地にやさしい堆肥を使っているのがイオン九州の「九州力作野菜」と「九州力作果物」です。7社長がほれ込んだ発酵菌体の魅力朝倉市は「朝倉小葱(博多万能ねぎ)」の発祥地です。ねぎ栽培が盛んな地で生産者さんが九州力作野菜のねぎを育て始めたのは4年前。きっかけは古賀市できざみねぎを製造販売する有限会社やおきの社長、手島直哉さんの強い推薦でした。「味の素株式会社のアミノ酸を製造する工程で発生する副産物(アミノ酸発酵菌体の残滓)の菌(以下P菌体)を使えば味が良くなる。販路も伸びる」。実は手島さん自身がネギ農家7年前からカットねぎであり、1の製造を手がけています。製造量が順調に伸びている中、このP菌体を知ったそうです。P菌体はアミノ酸の塊であり、安全な肥料だと認識。以来、契約農家に推奨して回り、九州力作野菜のきざみねぎをイオンで販売するようになりました。手島社長がほれ込んだ理由はネギが甘く美味しくなるだけではありません。アミノ酸発酵菌上/朝倉市の契約農家ハウスの前に立つ有限会社やおきの社員の中村太さん下/朝倉市の小ねぎは根付きで、大ねぎは根切りでそれぞれ工場に入荷されます体は、土中の微生物の餌になり、微生物が元気だと土も元気に。野菜は美味しくなる。「農家も販路が広がり、消費者は美味しい野菜が食べられる。みんなが喜べる」。人懐こい笑顔で熱く語るのでした。「力作の輪」を通じて全ての関係者が利益を享受できるバリューチェーン。副産物(発酵副産バイオマス)生産者味の素(株)発酵副生バイオマス〈一例〉大分産白ねぎのアミノ酸の比較16.2UP!15.4慣行力作171615141312アミノ酸量消費者(お客さま)野菜・果物九州力作野菜・九州力作果物プロジェクト共同体によるバリューチェーン力作の輪野菜・果物を販売する小売業者混合堆肥を使う農家野菜・果物発酵副生バイオマス混合堆肥を作る堆肥業者発酵副生バイオマス混合堆肥


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