イオンメイト in 九州・沖縄 2022年5・6月号 vol.22

イオンメイト in 九州・沖縄 2022年5・6月号 vol.22


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上田辰哉代表取締役(前列右)、坂上寿朗さん(前列左)、後列はくまもと未来ファームスタッフ。3haあるとうもろこし畑のうち半分が九州力作野菜とうもろこし。6月下旬から8月が収穫時期。梅雨の終わりが近づくと、まっすぐに伸びた太い茎にとうもろこしの実が成り、皮の中で粒がはちきれんばかりに並んでいます。原産地南米では「神の力」が宿るとされるとうもろこしの美味しい出番はこれからです。水田地の転作を助けたアミノ酸副生物堆肥たつや熊本市の熊本上田青果株式会社は、野菜・果物の物流を主にした企業です。いわば畑(生産者)と食卓を結ぶ影の仲介役。上田辰哉代表取締役が、自ら農業に関わりだしたのは2017年からでした。グループ会社として農業生産法人のくまもと未来ファーム株式会社を創設。ベトナムなどから農業技能研修生を受け入れています。「最初のねぎ栽培で味の素のアミノ酸副生物堆肥を使ったら、土の感触が変わってきました」と上田代表。実は同社が借りている畑は元水田で粘土質のため、野菜栽培に適していませんでした。土が硬く、手で握ると角砂糖のようなざらざらな感触だったそうです。上田代表は「アミノ酸副生物堆肥を畑に投入すれば、土質の改良に期待できる」と確信。実3際、その期待通りにざらざらとした土が3年目からすっかり柔らかくなり、作物の質も安定してきたのです。昨年から始まったとうもろこし栽培でも、食味の良さを実感しているそうです。ヒゲの数だけ粒がある!とうもろこしの不思議?とうもろこしはハウス内で3月から種を植え、品種は主に「ゴールドラッシュ」です。「ハウスで種を植えます。とうもろ5度以上ないと発こしは地温が2芽しないからです」と、くまもと未来ファームの坂上寿朗さんは言います。発芽させた後は畑へ移し替えます。ヒゲと粒の数が同じ!とうもろこしは3か月で収穫を迎えます。その間に茎は高さ1m50㎝か


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