イオンメイト in 九州・沖縄 2022年9・10月号 vol.24

イオンメイト in 九州・沖縄 2022年9・10月号 vol.24


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美味しく食べて、美フレッシュ!ヘチマ沖縄特産の野菜といえばゴーヤーが有名ですが、インド原産の9ヘチマ(ナーベーラー)も沖縄ではポピュラーな野菜。今回は、ヘチマの生産量が多い南風原町にあるヘチマ農家さんの畑にお邪魔し、ヘチマの魅力やおすすめの食べ方について伺ってきました。意外と知らない?ヘチマのこと沖縄県民にはお馴染みのヘチマ。ゴーヤーと同じく夏野菜の一つですが、冬はビニールハウス栽培もできるため1年中食べられます。ただし、食用のヘチマは生育過程でいうと、実は未成熟な青い実。繊維が未成熟な青い果実は独特な風味があり、加熱調理すると甘い汁が出るのです。収穫の目安となるのはヘチマの花。鮮やかな黄色の花が咲きますが、この花が咲いてから2週間以内が食べごろです。2週間を過ぎると繊維が増えすぎ、食べられなくなってしまうのです。沖縄では露地栽培も多く、例えば台風が来たら大きな被害を受けることも。ヘチマはこうした変化に強い作物でもあり、すぐに成長するそうです。台風で土ごとまくられても、しっかり戻せば多くのヘチマが無事に収穫できることもあるのだとか。沖縄ではヘチマを「ナーベーラー」と呼びます。これにはヘチマたわしで鍋を洗ったから、という説もあるんですよ。お年寄りはご存知かもしれませんが、なじみが深くても知らないこと、いっぱいありますよね。ヘチマには美と健康の隠れたパワーが満載!ヘチマは美容化粧水にもよく使われています。これは、ヘチマには葉酸を始めとした多くのミネラルが含まれています。ヘチマには食物繊維が多く、そのほとんどが水分でカロリーが少なく、しかも腹持ちがいい


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