イオンメイト in 九州・沖縄 2023年1・2月号 vol.26

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現在は発酵菌体単体で使用しているとか。その効果についても裕二さんは驚きを隠しません。ハウス拡充後、苗床だった部分は山砂状態で土が痩せていました。トマトの木も弱く、収量も不十分。そこでその部分に発酵菌体を多めに使用したところ、周囲と変わらない実が成り、うま味とコクも同じに。摘果後の木の細りも解消されました。「労力を上回る効果。あそこまで効35果があるとは」。トマトの育ち具合や味が良く、収量の落ち込みがない。発酵菌体の効果を実感しているそうです。そして2022年からは栽培するトマトすべてに発酵菌体を使用し、九州力作野菜トマトは6倍の出荷量に。しかも田添家のトマト「麗容」は元気で日持ちがバツグンだ。因みにトマトの語源は古代メキシコ語で「ふくらむ果実」を46そこで見つけたのが広島県の肥料業者による漢方生薬配合肥料。芸能人が農業に挑戦する有名番組でも紹介され、賢悟さんは早速取り入れました。「この肥料は抗菌作用が高く、作物の病気予防になります」と賢悟さん。苗の生長や天候に応じて使用する漢方生薬肥料が異なり、肥料代も割高です。しかし「元は人間の体を治す漢方薬ですよ。作物にもそれを食べる人間にも安全安心なのは確かです」。賢悟さんは確信しています。アミノ酸発酵菌堆肥で美味しいトマトに育てるさて、田添家では数年前からアミノ酸発酵菌体堆肥も使用しています。味の素九州工場でアミノ酸の発酵生成中に出る副生成物を堆肥にしたもの。この発酵菌体は固まりやすいため、豚糞や鶏糞に混ぜて使用されるケースが多くあります。しかし、裕二さんは獣糞に疑問を持ち、意味する「トマトゥル」。美味しいトマトへの期待がふくらみます。(一部店舗では取り扱いのない場合がございます)※九州味の素事業所調べトマトのアミノ酸の比較〈一例〉トマトの糖度の比較〈一例〉5.85.65.45.25.00UP!5.75.4慣行力作糖度UP!382.7345.2慣行力作4003803603403200アミノ酸量3/徐々に実が赤く色づき始めたころ。収穫は1月から6月にかけて行われます。4・5/ツヤツヤとして、張りのある見事なトマト。日持ちの良さも自慢です。6/収穫直前の真っ赤なトマト。全ての収穫が終わると、夏の間はハウス内の土を休めます。4イオンメイト


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