イオンメイト in 九州・沖縄 2023年3・4月号 vol.27

イオンメイト in 九州・沖縄 2023年3・4月号 vol.27


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などもその部類になります。明治20年に「日向夏」の名が付き、本格的な栽培が始まりましたが、発見当初はやや食べにくい味だったようです。生産技術の改良を重ねた現在の日向夏の果実は、さわやかな香りが立ち、やわらかく穏やかな甘みが特徴です。さて、綾町での栽培は昭和53香りはさわやか甘みはやわらか日向夏は約200年前の江戸時代末期、現在の宮崎市南部の民家で発見されたと言われています。人の手によらずに優れた性質の果樹となった「偶発実生」と呼ばれるもの。実は「八朔」や「温州みかん」「二十世紀梨」みしょう「綾町イオンの森」の周辺には日向夏の畑が広がります。「日向夏」の名前からも想像できるように、宮崎県宮崎市が原産地。イオン九州は今年も綾町の日向夏を販売します。日向夏の魅力をたっぷりとご紹介!袋をかけるのは良品になる実。約20万玉のうち約13万玉に袋をかけるので労力がいる。5年からとされています。当時、綾町は町を挙げての有機農業を推進し「有機農業のまち」として先駆的な存在となりつつありました。環境に負荷をかける除草剤を極力使わず、自然生態系を守る農法で栽培。実は「綾町イオンの森」でご紹介したニホンミツバチは、自らは受粉しにくい日向夏の受粉を助けていると考えられています。綾町の日向夏は豊かな自然による産物なのです。


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