イオンメイト in 九州・沖縄 2023年3・4月号 vol.27

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一年中つきっきり日向夏と向き合う日向夏生産農家の一人である児玉隆一さんは、綾町果樹振興協議会の会長。宮崎県内の日向夏の生産量は宮崎市の綾町・日南市で約8割です。「綾町では生食の青果用が6割から7割で3割程度がゼリーなどの加工用ですよ」と言います。児玉さんの果樹園は2ヘクタールあり、収穫量は個数にして20万個ほど。JA綾町職員の尾仲雄介さんは「児玉さんの日向夏は大玉が多児玉さん宅にある樹齢150年の日向夏の古木。「切るのは忍びないから樹木遺産にしたい」と児玉さん。※写真はイメージです。す。その間、台風の心配も。出荷がピークの3月は「注文が多いから昼は収穫、夜は深夜まで箱詰め」。それでも笑顔の児玉さんです。日向夏の生育状況を確認に訪れたJA綾町の生産指導員の山本純さん。い」と太鼓判を押します。自然生態農業を推進する綾町では、除草剤を使わないため「一年中草刈りしている」と児玉さんが苦笑い。ダニやカイガラムシなどの害虫はもちろん、イノシシなどの獣、また果樹だけに野鳥からも狙われます。「油断すると大変なことになる」。日向夏栽培は5月初旬前後に花が咲くと、受粉作業を行います。先述の通り、日向夏は自花受粉しにくいためです。その作0月業に約1中旬は袋掛け作業に追われま0日。8月中旬から1さて、日向夏の美味しい食べ方ですが、果皮を薄く向いてふわふわの白い皮と一緒に食べるのが美味しいのだとか。「この白皮に甘みがあって、すっきりとした酸味がある実と一緒に食べると甘みと酸味が一体の美味しさを味わえるんですよ」。尾仲さんがアドバイス。さらに意外なのは甘口醤油で食べるとお酒のつまみになるとか!綾町の日向夏、イオン九州各店でお求めください。(一部店舗では取り扱いのない場合があります)生産農家の児玉隆一さん(右)とJA綾町職員の尾仲雄介さん(左)。綾町の日向夏は香り高く酸味のキレも良い」と二人。6イオンメイト


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