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このビールには、沖縄の価値がある。沖縄を代表するビール、オリオンビール」。沖縄県内の方はもちろん、沖縄を訪れたことがあればご存知でしょう。沖縄で6長い歴史と共に新たな価値を次々と見出し、沖縄のビールだからこその個性を発揮しています。0年以上愛されてきた「県民ビール」とも言える存在。沖縄だけの、のどごし「オリオンザ・ドラフト」てたもの。そして製造過程で出る麦汁粕は再び伊江島産大麦の堆肥に使用しているのです。さらに熟成期間を従来の1.2倍にすることで、うま味と飲み応えを高めました。因みに麦芽の大半は外国産ですが、大城さんは「将来的には沖縄の大麦でドラフトを作りたい」と夢を語ってくれました。商品開発部で製品の企画・開発・試作・テストを担う大城敬一郎さん。6オリオンビールが名護市に誕2年(1957)。生したのは昭和3以来、本島北部の森林(やんばる)の清らかな水でビールを作り続けてきました。1959年にビールの販売を開始。代表銘柄である、オリオンザ・ドラフトの原点でもあります。商品開発部の大城敬一郎課長は「歴史の長いビールですが、時代や沖縄の気候に合わせて微調整も繰り返しています」と言います。のど越しの良さを追求し、常に愛されるビールとしての微調整の積み重ね。新たなチャレンジは2020年から登場した伊江島産大麦使用でした。この伊江島産大麦は麦汁を絞ってできる粕を堆肥にして育