イオンメイト in 九州・沖縄 2025年5・6月号 vol.40

イオンメイト in 九州・沖縄 2025年5・6月号 vol.40


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フルーツみたいに甘い!9トマトといえば野菜の一種ですが、トマト=野菜」というイメージをくつがえすような甘いフルーツトマトをご存じですか?糸満市「クボタファーム糸満」が栽培する高品質の中玉トマト「フルティカトマト」がそれです。糖度が安定的に8度を超え、まるでフルーツのような甘さがあります。今回は、フルティカトマトの秘密をご紹介します!栽培のヒントは砂漠のビニールハウスクボタファーム糸満は「株式会社南九州沖縄クボタ」によって造られた最新の実証栽培施設。夏場の野菜栽培が難しい沖縄県南部の課題を解決しようと設置されました。台風に強いH鋼鉄骨ハウスは管理の難しさもあり、離農や後継者不足などの悩みがあったのです。そんな時、同社の当時の担当部長はテレビで見たある光景に衝撃を受けました。砂漠の中のビニールハウスでトマト栽培が行われていたのです。土の代わりにフイルム(アイメック)が使われていました。即座に「これだ!」とひらめいた担当部長は、早速フイルムメーカーに足を運び、アイメック農法の導入を提案。2014年のことでした。2棟のビニールハウスには約8000本のトマトが植えられ、高糖度トマト「フルティカ」を栽培しています。


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